Wii U ゲームパッド
- このゲームパッドには6.2インチの大型タッチスクリーンがついており、重さは500グラム。
大きさは縦133.4mm×横255.4mm×厚さ41mmで、ゲーム機のコントローラーとしてはかなり大きい。(同時接続は2台まで) - これはハードの特性上しかたないところだが、両手で持つと背面部に突起があってフィット感があり、重さはさほど感じないように設計されている。
- バッテリーの持続時間は約3時間~5時間。画面の明るさによって異なるが、ニンテンドー3DSとほぼ同じといっていいだろう。
もちろんACアダプターを接続して充電しながらのプレイも可能だ。 - 画期的なのは、テレビを使わなくてもWii U本体からの映像をゲームパッドに無線で飛ばせること。
テレビ画面とゲームパッドの画面は解像度が異なるので同じクオリティとはいかないが、テレビを占有しないというのは地味にありがたい。(※写真右)
これならテレビ番組を見ながらゲームをプレイすることだってできる。
通信距離は、壁や障害物といった家庭の環境にもよるが、約8mとのことだ。(30mでも届いた例あり)
参考までに筆者の自宅を例にすると1階から3階は切断、1階から2階(約9メートル)でもドアを2枚挟むと切断された。 - なお、インターネットではタッチスクリーンのついた画面が手元にあるので、文字入力やホームページの閲覧も直感的に行える。
- 各種機能
- インターフェースにはカメラ、マイク、TVコントロールボタン、NFCリーダー(ライター)などがあり、インターネットを使ってビデオチャットやボイスチャットが可能。
TVコントロールボタンでは、テレビのチャンネルを変えたり、音量を変更したりと、テレビリモコンとして使用できる。 - NFCというのは、ソニーのFeliCaチップを組み込んだ携帯電話、Edy、SuiCaといった非接触ICカードの一種で、FeliCaの上位互換として国際標準化された通信技術。
これらをWii Uゲームパッドにかざしてお金をチャージすれば、手軽に買い物を楽しむことができる。 - そのほか、モーションセンサーやジャイロセンサー、振動機能を搭載し、コントローラーを傾けてプレイするゲームに対応。ボタン操作が不慣れな方でも安心だ。
- ちなみに、Wii Uゲームパッドのタッチスクリーンはマルチタッチではなく、シングルタッチを採用。つまり、複数のポイントを同時にタッチすることはできない。
マルチタッチは、近年のスマートフォンやPS Vitaに搭載されている機能だが、Wii Uでは他のボタン操作を考えてシングルタッチが適しているという。 - その他
- 2画面が不要なゲーム、Wii Uゲームパッドの重さや大きさが気になる人のために「Wii U Proコントローラー」も発売される。
- ごく一般的なコントローラーだが、取り回しが楽なので、テレビ画面が中心のプレイヤーには欠かせない。
USB経由で充電し、本体とワイヤレスで最大4つまで接続できる。
タッチスクリーンこそないが、ボタン数は同じなので操作に困ることはないだろう。 - Wii Uゲームパッドは、E3 2012の前に発表されたものと形状が少し異なっている。
とくに操作系統であるスライドパッドがアナログスティックに変更され、押し込み操作が可能になった点は大きい。
これは、カバンやポケットに入れて持ち運ぶゲーム機ではないため、コントローラーとしての操作性を重視したとのこと。